読書日記
●W杯アジア一次予選 日本 vs シンガポール
あー誰がこんな結果を予想していたか?
一次予選ですよ。ぶっちぎりで格上らしさを見せてくれないとなぁ。4バックだからダメだったとかの言い訳がましい事は言わないで欲しい。控えメンバーではない!と言うところを見せようとして思いっきり空回りしてしまいました。鹿島勢の不振、チームの不調加減さがそのまま出てしまったですね。消化不良もいいとこでした。サポーターは荒れたのではないかな。ジーコさんも心なしか怒っているよーだったぞ。
●kamokamoさんからススメられた荻原浩を読んでいる。コレは面白いぞ!作者は1956年生まれで広告制作会社を経て作家活動に入ったらしい。この所、大当たりが続く、「すばる小説新人賞」を『オロロ畑でつかまえて』で受賞した。
倒産寸前の超零細広告代理店、ユニヴァーサル広告社に勤める、バツイチでアル中一歩手前のコピーライター杉山の物語。前者は、日本の秘境と言われている牛穴村を舞台に村民が”村おこし”をユニヴァーサル社に依頼する。さて、杉山が考えた乾坤一擲の秘策とは?抱腹絶倒の作戦が展開される。後者は、またまた、ユニヴァーサル社にCI(企業イメージ統合戦略)依頼されるのだが、この「小鳩組」はなんと!暴力団だった。
二作とも健全なユーモア感に満ちた読み応え十分な作品だ。広告社メンバーのキャラが最高に面白いし、杉山の娘(別れた妻と一緒に住んでいる)早苗とのスタンスもいい。近頃、最高に笑って、泣けた小説なのだ。
★『ハードボイルド・エッグ』

フィリップ・マーロウに憧れた主人公が助手を募集する。しかし、応募してきたのは自分の母親と同じくらいの老婆だった。これは、いちおう犯人謎解きのミステリー仕立てなのだが、ハードボイルドへのパロディ、オマージュとなっている。この系統には、景山民夫『トラブル・バスター』のシリーズがあるが、これもそれに準じた品性の良さを感じる。最後は、またまた、泣けましたよ。
★ 『明日の記憶』
今のところの最新作。50歳で娘の結婚式をまじかに控えた私は、最近もの忘れがひどくなった。病院で診断してもらったところ、若年性アルツハイマーの初期症状と言われた。と始まる、長編小説。だんだんと進行していく様がリアルで怖い。作者の新境地なのか?一気に読んだ。
この作家、まだまだ作品があるので今、チェックしては読んでいます。非常に、上品な資質の感性がある作家ではないか?と思う。光文社から単行本、文庫が出ています。是非、読んでみてください。
